お知らせ
6.242011
院内セミナー
院内セミナー
「泌尿器疾患のお食事の話」をセミナーしました。
内容は
1.犬、猫の下部尿路疾患の割合
2.食事管理のポイント
3.尿石症の食事管理
4.処方食の種類、性質
でした。
簡潔に内容を記します。
・犬の下部尿路疾患の割合は、
膀胱炎 40%、尿失禁 約20%、尿石症 約20%
・猫の疾患は
膀胱炎 57%、尿石症 約20%、尿道閉塞 10%
だそうです。
動物によって病気の割合は違います。
尿石症では、ストラバイトが多く疾患の割合を占め、
食事管理で治療することが重要です。
食事管理の重要なポイントは、
尿の酸性化、Mgの排泄量を抑える、尿量を増やす
事ですが、処方食では食べるだけでこれらを行ってくれるので
もちろん内服も必要ですが、主な治療は処方食になります。
また、シュウ酸カルシウムという結石がありますが、
これは、お食事で溶かすことが出来ないので
出来てしまったら手術で取り出します。
その後、処方食で予防することが重要です。
これらに対応した治療食をうまく用いて
治療にあたっています。
様々なお食事が出てきていますので
その子の状態にあった食事を選んで用いることが
大切ですので獣医師にご相談下さい。
尿結石の予防は
・市販のフードでは難しい
・おやつには十分注意が必要
・太らせない
・おしっこを我慢させない
等が簡単なできることです。
このような内容のセミナーを行いました。
当院スタッフが食事、処方食を理解して
安心してオーナー様に提供できるようセミナーを
継続していきます。
不明な点はお気軽にご相談下さい。
アウルAH