お知らせ
6.62011
院内セミナー
院内セミナー
今日は院内セミナーを行いました。
内容は、 1.フィラリアについて
2.内部寄生虫について
3.ノミについて
等です。
寄生虫はそもそも宿主とうまく一緒に生きていくのが上手ですが、
フィラリアは宿主を死に至らしめる珍しい悪い寄生虫なので厄介です
予防は、フィラリアはミクロフィラリアから成虫まで(第一期子虫~第5期子虫)成長しますが
フィラリアに感染して 「皮膚の下で少し成長する第4期子虫の時」 に予防薬で駆虫するのが
基本ですが、温暖化も影響して、やはり毎月4月から12月末まで
毎月予防しないと感染するリスクがあります。
あと、やはり血液検査(フィラリア抗原検査)を行ってから予防薬を投薬しないと
虫が心臓にいるのを知らずに投薬してショックがでることがありますので危険です。
後は、お腹の寄生虫もズーノーシス(人とペット間での感染)を意識すると
やはり定期的な駆虫が必要かと考えています。
たとえば回虫は人に感染すると迷入といって、お腹にいかず、目や筋肉に入ってしまうので
あまり経験的には見たことはないですが、注意は必要かと。
虫の卵はペットの口や足、お尻に付着しているようですので、よくペットたちとキスをする
飼い主様は注意が必要なようです。
とくに驚いたのは、シャンプーを2回しても虫卵はとれないようですので厄介です
結論的には、毎月か3ヶ月毎には駆虫をしていくのがペットたちと暮らしていく上では
大事です。(海外では特に言われているようです)
当院では、フィラリア予防とお腹の寄生虫を一緒に駆虫する予防薬をおすすめしていますので
安心していただいて大丈夫です。
ノミも良く出会う寄生虫ですが、少し話が長くなってきたので短めにしますが、
ペットたちの寝床やソファにノミの卵やさなぎが多く落ちているので
まめに掃除をすることと毎月駆虫薬を滴下もしくは内服するのが大切です。
ちなみに、卵やさなぎには殺虫剤は効かないので大変です。
最近は、いい薬が出てきてますので動物病院にて相談してみてください。
今回は、ちょっと気持ちのいいお話ではないので申し訳ないです。
ペットたちと暮らしていくには家族であるペットのためと自分のために
予防や駆虫が必要であることを再確認いただけたら幸いです。
ご相談等あればお気軽にお電話、受付にお声をかけてください
今後もスタッフ教育を継続して、少しでも患者様によい予防、治療が提供できるように
努力していきます。
アウル動物病院
前田