お知らせ
4.32012
院内セミナー
院内セミナー
今日は「皮膚病のための食事管理」についてセミナーしました。
内容は下記に簡潔に示します。
・皮膚病で一番問題になるのは「かゆみ」
・かゆみは、皮膚病で生じますが、かゆみによってかいて、さらに悪化していくので
かゆみの原因の追及、治療が重要
・かゆみは、炎症、バリア機能の低下等で生じる
・かゆみの原因には色々
アトピー、食物アレルギー、ノミ、感染、寄生虫、ドライスキン等
・かゆみのコントロールは、1)薬物療法 2)免疫療法 3)食餌療法
4)外用療法(スプレー、シャンプー、塗布薬)で治療します
・皮膚は4週間で生まれ変わります
・皮膚の栄養を高める食事管理が重要で、早期からの食事管理が重要
・皮膚病の食事管理に必要な栄養
1)皮膚・被毛の再生に必要なバランスの良い栄養
2)炎症の軽減に役立つオメガ-3脂肪酸
3)皮膚バリア機能に役立つオメガ-6脂肪酸
4)食物有害反応に配慮したタンパク
→ 食事管理をして、4週間以上経過しないと皮膚の改善は見られない
・低アレンゲンのおやつもあり
・食餌の変更のコツ
7日以上かけて切り替える
急な変更は、下痢を起こす可能性がある
以上のような内容のセミナーを行いました。
昨年も食餌のセミナーを継続してきましたが、
今後もスタッフでよい治療、獣医療サービスが提供できるように
勉強していきます。
お食餌等についてご不明な点はお気軽に診察等でもお聞きください。
アウル動物病院
前田