お知らせ

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニア 
昨年年末から、椎間板ヘルニアを患った患者様が多く来院されています。
特に、ミニチュア・ダックスフント、チワワ、マルチーズ等が多いですが、
やはり遺伝的にヘルニアを起こしやすい面もありますが、人間と共存していく上で
滑りやすい床や階段、ソファ、ベッドなどがヘルニアを起こしやすくしている要因でも
あるようです。また、肥満も要因に入ってきます。
 冬場は、特に筋肉が寒さで硬くなっているため、さらにヘルニアや怪我が起きやすく
なるものと思われます。
 開業してから1年半ですが、その中でのヘルニアに対する治療歴を記入します。
腰部
背部痛   ・・・ 10例  → 注射、内服、安静で治療 (グレードⅠ)   → 改善
不全麻痺
起立可能  ・・・ 3例   → 上記治療        (グレードⅡ)   → 改善
不全麻痺
起立不可能 ・・・ 2例   → 片側椎弓切除術     (グレードⅢ)   → 改善
                            *2例とも13日後には歩行可能
完全麻痺
発症から3週間以上経過
      ・・・ 1例   → 片側椎弓切除術     (グレードⅤ)  → 歩行不可能
頚部
首の痛み  ・・・ 3例   → 注射、内服、コルセット、安静       → 改善
首の痛み
不全麻痺  ・・・ 2例   → 注射、内服、コルセット、安静       → 1例改善
                                       1例は継続治療中で
                                       手術へ向かう予定
以上のような経過でした。
痛みだけであれば、手術せずに回復する子が多いですので、早く治療してあげることと
環境をかえて(平面、滑らない床、体重コントロール)予防していくことが一番かと
思います。
 腰部の椎間板ヘルニアに関しては当院で手術、治療させていただいていますが、
頚部の場合は、CT,MRI等併せて必要であれば2次診療施設へご紹介させていただいています。
 肥満は万病の元ですので、かわいいからこそ間食は控えてあげてください。
 ご不明な点はご来院にてご相談ください。
アウル動物病院 院長

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